熊本県内の投資用、事業用物件なら、コスギ不動産のくまもと不動産投資ナビへお任せください。

by コスギ不動産

くまもと不動産投資ナビスタッフコラム郷 健二郎熊本の不動産市場動向と賃貸市況、金融環境を読む

スタッフコラム

2025.07.04

熊本の不動産市場動向と賃貸市況、金融環境を読む

2025年も半ばを過ぎ、熊本県の不動産市場は新たなステージへと移行しつつあります。
全国的な景気動向や金利動向が注目される中、地域独自の経済活性化や社会
インフラ整備など、熊本県内の変化も目を離せません。本コラムでは、最新の
県内動向・賃貸市況・金融機関の金利動向を踏まえ、今後の投資用・事業用
不動産の展望を考察します。

■ 2025年以降の熊本県内の経済動向
2022年以降、熊本県は半導体産業の集積地として全国的な脚光を浴びてきました。
2024年には大手半導体メーカー関連の設備投資や新工場稼働が相次ぎ、関連企業
や物流企業の進出も加速しています。2025年も、熊本市を中心に企業進出や雇用
創出は堅調に推移するとみられ、大型開発プロジェクトの第2・第3フェーズも動
き出しはじめている状況です。

また、交通インフラも着実に進展しています。熊本駅周辺や新幹線沿線、主要幹
線道路周辺での再開発・区画整理が続き、生活利便性の高いエリアへの人口流入
が見込まれています。加えて、外国人労働者や学生の集積が顕著となっており、
多様な賃貸ニーズが生まれています。

■ 賃貸市況の現状と展望
熊本市を中心とした賃貸住宅市場は、2024年から2025年にかけて募集家賃が安定
上昇トレンドを継続中です。特に、半導体関連企業や関連産業の従業員増加によ
る単身向け、ファミリー向けの部屋探しが活発化しているため、空室率は低水準
で推移しています。郊外エリアや周辺市町村でも新築需要が底堅く、良質な物件
は成約までの期間が短くなっています。

一方で、古い物件や設備対応が遅れている物件は競争激化の波も感じられるため、
オーナー様にはリノベーションや設備投資の必要性がより高まっています。事業
用賃貸(オフィス・倉庫・店舗)も堅調で、大型商業施設や物流拠点の稼働が続々
と進んでいます。

■ 金融機関の金利動向
2024年の日銀によるマイナス金利政策の解除を受け、全国的には金利がわずかずつ
上昇に転じています。2025年1月以降も金融機関による貸出金利は緩やかながら上昇
傾向が続く見通しです。ただ、熊本県内に限っては、地元金融機関を中心に不動産
投資資金への積極融資姿勢が変わらず、優良物件・事業用不動産には引き続き好条
件での借り入れが可能なケースも少なくありません。

一方、個人向け住宅ローンやアパートローンなどは今後も金利の上昇圧力がかかる
ため、借り換えや資金計画の最適化がますます重要になります。今後、長期的な資産
運用としての投資判断には、低金利時代からの「金利上昇リスク」対策が不可欠です。

■ 投資用・事業用不動産への構造的な追い風
地元熊本の経済成長余地や都市圏からの人材流入、安定した賃貸需要を背景に、2025年
も投資・事業用不動産への注目度は一層高まる見込みです。全国規模でみても熊本は
物件価格が割安で、初めての投資家や地方分散投資を狙う法人・個人からの問い合わ
せが増加傾向にあります。

コスギ不動産では、現地密着の情報網と賃貸管理ノウハウを活かし、高収益・低リスク
な物件提案を強化しています。既存物件の活用(リノベーション・コンバージョン)か
ら新規開発案件まで、お客様の多様な目的や予算に応じて最適なプランをご提案可能です。

■ まとめ
2025年の熊本県は、経済発展・人口流入・交通発展・賃貸ニーズの多層化と、さまざまな
プラス要因が同時進行しています。一方で、金利上昇や物件競争の激化といった環境変化
にも対応が求められる時代です。プロの知見とネットワークをもとに、今後も皆様の資産
運用・事業拡大を力強くサポートしてまいります。

<投資・事業用不動産のご相談は、ぜひコスギ不動産までご連絡ください>

 

※参考出展

本記事は、以下の公開情報・統計データ・業界紙および地場不動産事業者からのヒアリング
等を参考に執筆しています。

全国賃貸住宅新聞「九州・山口 賃貸住宅市況 2023年・2024年特集」
LIFULL HOME’S「熊本県の空室率・家賃・賃貸市場動向」
不動産流通推進センター「月例マーケットウオッチ」
熊本日日新聞 経済面「地元金融機関の融資方針に関する記事 2023年~2024年」
日経新聞「熊本の地銀、不動産・地域産業向け融資の現状」
肥後銀行・熊本銀行など地元金融機関のIRリリース、公表資料
日本政策金融公庫「不動産関連融資動向」
コスギ不動産および地元賃貸管理会社の営業現場ヒアリング
なお、実際の市場状況や詳細なデータについては、各種公式レポートや最新市場統計をご参照ください。

Instagramはじめました

TOP