コスギ不動産のスタッフコラムをご覧いただき、ありがとうございます。
本日は、熊本・菊陽町の「原水駅周辺土地区画整理事業」と、それに伴って
変貌を遂げつつある熊本県全体の不動産市況にフォーカスを当ててご案内します。
台湾の半導体大手・TSMCの進出は、熊本県にかつてない規模の経済波及をもたらして
います。第1工場は2024年に稼働を開始、さらに第2工場の建設も今後開始され、今や
菊陽町は国内外の注目を集める産業クラスターとなりました。
その中心にあるJR原水駅周辺では、およそ70haを対象とした土地区画整理事業が進行中
です。これまで農地や低密度の住宅が点在していたエリアが、
「職住近接エリア」「知の集積エリア」「賑わいエリア」
という3つのゾーンに再構築されつつあります。駅周辺に住宅や商業施設を集約し、
教育・研究機関等を誘致するという構想が予定され、持続可能で魅力的な都市空間の
形成が期待されています。
TSMC周辺への企業進出や雇用拡大により、原水だけでなく熊本市街地や周辺自治体にも
住宅需要が波及しています。実際、熊本市内の中古区分マンションや戸建てでは成約が
加速し、地価・賃料の上昇が前年比で明確に表れ始めました。原水駅周辺の整理事業は、
そうした県全体の地価上昇を牽引する“エンジン”と言っても過言ではありません。
エリア全体の底上げが進む今は、中長期的に不動産収益を狙える貴重なタイミングと
考えられます。
なお、添付画像は菊陽町が公表している原水駅周辺の整備構想図です。
開発イメージを把握する上でも分かりやすく整理されておりますので、ぜひご確認ください。
今後も、熊本エリアをはじめ、魅力ある投資対象エリアの動向や物件情報をわかりやすく
お届けしていきます。どうぞ引き続きご期待ください。。